2010/02 【武者泊】 釣行記

高知釣吉クラブの釣行記を御観覧の皆様、大変x2ご無沙汰しておりました

昨シーズンより会長に就任致しました中司(ナカツカサ)です。
まだまだ人生経験、磯暦ともに浅い私ではございますが、皆様どうぞ宜しくお願い致します。

ちょうど1年ほど前、釣りと同じくらいに好きな車イジリの最中、どんくさい事にもと愛車に右手を噛み付かれてしまい(開放骨折)
ハリを結ぶのもままならず、グレは私からはるか彼方に遠ざかってしまいまして、外道たちとたわむれる日々が延々と続いておりました。
                                          
たまたま釣れた1匹のみ、次の日のおかずには丁度ぐらいかな?と考えていた魚が今回の優勝サイズとなりましたので、
2010年2月21日 武者泊の釣行記をはじめて行きます~。

前日、仕事の段取りが悪いのか?腕が立たないのか?はたまた両方か?ふと時計を見るとPM8:30!
はんば投げやりで仕事を終え、すっ飛んで家路に着き次の日の支度をいまごろ始める….
あれっ? 段取りの悪いのにやっと気が付く (^^)

PM11:40
いつものようにクラブ員の島さんの会社に集合する。
(島さんには集合場所や釣道具運搬のトラックやらいつも大変お世話になっており、とても感謝致しております)
武者泊で本日60cmUPをはじめ良いサイズが結構釣れている情報が有り、県連のグレ大会もかねてる明日は皆が良き釣りになりそうだ。
私は初めて行く磯、どんな場所だろう?とワクワクしながら一路西へ走る。

AM5:00
今日は朝食を全員予約しており、お世話になるほてい渡船屋さんの宿で食べることにする。
部屋に入ると、どこからどこまでが一人分の料理か分からないぐらいまったくすき間が無いほどに料理が並んでいる!
少し(ひるみ)ながらもなんとか完食、クラブ員の中には食べきれない方も…これで500円は安いです。

6:30
大きくて綺麗なほてい渡船さんの船、特に操舵室下前に描いてあるほてい渡船のデザインは今まで見た中で一番ナイス!
メリハリの有る船頭さんの指示により、変則的に荷物を積み込み出航する。
のちに沖で3隻の渡船とジャンケンをして当渡船は2番手、最初のころの着ける磯が決まり後は早い物勝ちらしい。

7:00過ぎ
磯上がりが始まる、全員で17名中最初に着けた磯に5人、次に4人、9番手の私は次の場所で磯上がり…..!?
着けた先には一面ナナメ45度に上がった壁、幅も狭く正面には上からロープが何本かたれてる。
「こっ これ4人?」
モタモタと荷物を降ろし、ふと海に目をむけると 「ヒャ~!」本日終了。
早い流れが苦手な私は、目の前をゴウゴウと川のように左へ流れる海に戦意喪失、どーすんのこれ?

8:30
私はまだ竿を出していません。
けっしてスネてふてくされているのでは有りませんよ  (^^)
ただいまロープをつたって磯の頂上にいます、そして一緒に上がった岡村君、前田さん、細川さん、の釣を見盗んで研究中なのです。
すぐとなりにも最初に着けた磯の5人が見えてます、
ロッククライミングすれば遊びに行けそうだけど、たぶん落ちて皆さんに迷惑をかけそうなのでやめときます。

まず、前田さんは右へ回った所で人工に作られた足場の上にて、正面からキツく突いてくる潮に奮闘中。
岡村君と細川さんは一人投げてはもう一人が巻き上げ、二人が交互に釣っている。一投20~30秒ぐらいかな…
二人のタナや投げる場所が微妙に違う、マキエの流れていく所も違う、グレかどうかは分からないが魚はたくさん見えている。
そんな中、仕掛けを重たくタナを浅くとった細川さんが30UPをゲット!上から拍手~、この状況でおみごとっ!
となりの組もよく竿を曲げているがサイズは同じぐらい、ときどきイサキも上がっている。

やはりとなりとの間隔が狭い時や潮の早いときは、いち早く仕掛けが立った方が勝ちですな
仕掛けは重く浅く、マキエは少量を撒きつづけて、とスタイルは決まるが場所の選択がいっこうに分からない?
なんとかなるだろうと下へゴゾゴゾと降りて行き、マキエをセットして竿を伸ばしたのは9時すぎ頃、私達の場所は細川さんの1匹のみだ。

二人の邪魔になるかも?と思いつつ一番左端で磯にへばり付いてやってみる。
仕掛けはいつもの細ハリス1.75号を3ヒロとって道糸へ直結、岡谷ウキの0号をハリから1ヒロで固定、とりあえずガン玉は無しで
2.5ヒロまで深さを変えながら探るがサシエさえ無くならない、多少シモるウキと同じタナで流れて行くサシエが巻上げまで良く見えている。

これはダメだとガン玉を増やしながら1ヒロ~2.5ヒロを繰り返すが状況変わらず….あげくにはグチャグチャにもつれて上がってくる。「もう~っ」
仕掛けを再製作中にひらめく!先月の足摺の大会後、クラブ員の前でよう釣らんのを道具のせいにしたハリス、まだポケットに入ってたのだ!
豪快に3ヒロ使い1つ約1500円のハリスの出来上がりっ(^^) いかにも釣れそう….
「ダメだぁ~」高けりゃいいって物でも無いみたいです、しまいにはまたグチャグチャにもつれて上がって来てほどくのに一苦労でした。

10:00頃
弁当船がやってきた、すかさず細川さんが磯代わりを要求。
私も変わろうかと荷物をまとめてると船頭さんが「ここでねばりや~!潮が変わったら絶対食うき~!」と言われ、
じゃあ潮変わりをねらって頑張ってみるかと腰を下ろす。
細川さんは「やっぱり変わりたい」と船に乗って地磯の方へむかって行きました。やっぱ釣っている人は余裕だ!
さて、私はと言うと弁当を食べてみたり、カメラ片手に狭い磯を右往左往、時折竿を出してはみるが一向になんにも釣れない。
仕掛けも普段あちこちでに使っているのにチェンジ、色々変えすぎるとよけいに分からなくなってしまうからね。
そんな中、休憩無しで頑張っている岡村君は磯際をしつこく攻めている。そしてついに「ヒット!」
先月の足摺に続き2連勝か?と思うほど竿がしなっている、「ウオオ~ッ! アッ!」 残念なことにラインブレイク。
何か分からないがデカイのがいる、私の仕掛けでは取れそうに無いから反対に沖を攻めてみる、とりあえず狙うは小型のグレ。

11:00頃
ウキのシモリ出す場所が段々と手前になりだし、潮が緩んできた。チャンスかも?
目の前の海、潮の流れ、理想の場所でウキがシモッて行く。
2ヒロのタナのウキが1ヒロほど沈み込み、ついにベールフリーでスプールにそえた指が弾かれる!
本日の1匹目!「キタッ!」しかしながら引きが弱い、20cmほどのベラでした。
「これじゃあオカズにならない」と逃がしてあげる、ベラ、カワハギの居るとこにはグレが必ず居るはず、潮の流れと反対方向に風も吹き出し、チャンス増倍!
めいいっぱい道糸を風ではらませ、あたかも沖から竿を出してるように仕掛けを流す。
案の定、先ほどより2~3m手前でウキがシモリ始めたので、1ヒロ以上沈み込まないように道糸を調整しながら流…す…..
海面下を漂ってたウキが瞬時に消えた!「ヨシッ!」手ごたえ有り!この引きは間違いなく、グレ♪グレ♪
水面に上がってきたのは35cmぐらいのグレ…だけどどう見てもデメキンみたいに見える???
岡村君にすくってもらい、よく見るとグレには間違いないがデメキンのようにおなかがふくれている。
どうやら白子がたくさん入っているみたいで、岡村君のタモ網が真っ白になってしまうぐらい出てきた。
始めて見る光景に「この白子で何百、何千のグレが…」逃がしてあげようか?と思ったが、
食べたい方が勝ってしまい、そそくさとシメてクーラーボックスへ「次釣れたら逃がそうっと♪」

12:00頃
潮がどんどん緩みだす。
「次釣れたら~」って次釣れないしぃ~
潮が緩むから仕掛けを軽くして行く、よくガン玉を付けたり外したりする私はリサイクルの出来る(ゴムはりガン玉)を使用。
ハリスにG5を3個段打ちしてたが、じわじわ外して今は0個、それでも同じ場所でウキはシモっていっている。
となりの組は大きくはないが、相変わらずグレやイサキが釣れている「なんでこっち釣れないの?」岡村君と二人で頭をかしげる、前田さんも釣れていない様子だ。
もう少しだけ(2mぐらい)流す距離をのばしてみる、それ以上流すととなり組の邪魔になるだろう。 すると!
①一発で「ガツーン!」強烈な当たり、「ヒエ~とっ止まらない!ギュ~ン !! プチッ!…」細ハリスの最大なるデメリットだ?、ってえ高切れじゃん。
ショックだ!バラした事はそっちのけ、お気に入りの岡谷ウキがなくなってしまった!キズが入っていたのか?非常にへこむ。
②気を取り直し、同じ場所を流すと「またキタッ!」今度は逃がさん!「スポッ」ハリ外れ….合わせが早いのかハリが小さいのか?
③もう一回!、今度は慎重にやりとりをして魚が止まり始めたと思ったら、根ずれの感触が伝わって来た「いかん!ゆるめないと切れっ!プチッ!」
ハリスはかなり上の方でズタズタで切れてしまった、くやしいが当たっているので仕掛けは変えない。
④今度こそ!!さっきより手前で魚が止まった、これは取れる!「スポッ」ハリ外れ… 4連続バラシ、もういやっ!
終始すぐ横で見ていた岡村君、ツボにはまったのか?かなりウケている(^^)遠めに見ていたであろう前田さんはあきれている。

PM1:00頃
潮は完全に反対方向に流れている。
私と岡村君の場所はもう当たりどころか、サシエさえ無くならない。
潮しも側になった右側にいる前田さんが本日最大のチャンス、ちょうど眺めている時に豪快な合わせが入る!
強烈な引きに一歩も引かない勝負!「すごい…」磯竿でこれほどこらえてるのを見たのは初めてだ。
絶好ヤッカンのシャッターチャンス!カメラを構えピントが合い、シャッターを切ると同時にラインブレイク!
非常に悔しがっている前田さん、見ていたこっちも悔しくなるほどのやりとり。
以後3人ともパッとした当たりは無く、これにて私の初めて武者泊が終了となりました。

3:00過ぎ
高知県磯釣連盟のグレ釣大会に全員エントリーしているので、検寸場の片島港へ集合する。
とりあえずクラブ内での検寸開始、撮影や釣った人チェックなどで忙しい、みなさん同じぐらいのサイズを釣っている(30~35cm)
「おっと、自分の魚を出さなくては」
皆さんと良い勝負だなと、慌ててクーラーの魚をつかむと「あれっ?ちょっと大きいかな?」
37cm、あらら?久しぶりの1位?(クラブ内)やったぁ~すごくうれしぃ~!
県連の方にも出してみるが、さすが今年はハードルが高い。46cmを頭に7位まで40UPでした。
ちなみに去年は当クラブ員が1位~7位中5人もが入賞でしたね、今年は入賞ならず。しかぁしっ!
ダダでは帰らない当クラブ員、最後のお楽しみ抽選会でなんと7名が当選!柄杓やら目録やら、たくさん頂きました。(^^)

暖かく天気もよし、風も波もあまり無く、朝と昼ご飯も美味しかったし、おかずも釣れたし、皆さんの協力あっての良き1日となりました。
ほてい渡船さん、有り難う御座いました。また機会があれば行きたい場所となりました。
最後に、今回のほてい渡船さんをプロデュースしてくれた当クラブ員の上田さん、大変ご苦労様でした。

竿    シマノ タイドリーム 1.5-630
リール  シマノ BB-X テクニウムmg 2500
道糸   フロートラインの2.25号
ハリス  フロロカーボンの1.75号
ウキ   2007 オフィシャルウキ B
ハリ   ボイルグレ 6号
マキエ  ボイル4K
サシエ  マキエから取ったボイル

武者泊の磯マップは、こちら

天気 水温 気温 渡船
晴れ 穏やか 特に動かず ??.?℃ ??℃ ほてい渡船

釣行写真 撮影:中司@釣吉さん

釣果写真 撮影:中司@釣吉さん

グレの部の今回のポイント

順位 場所 寸法(mm) 釣吉さん コメント
ヤッカン 37.0cm 中司
ヤッカン 35.5cm 中ノ内
ヒラバエ 35.4cm 飯田
ヤッカン 33.8cm
ヤッカン 32.9cm 和田

他魚の部の今回のポイント

順位 場所 寸法(mm) 釣吉さん 魚種 コメント
56.7cm 細川 コロダイ
46.2cm 上田 サンノジ
35.0cm 高芝 イサギ